ボヘミアンラプソディを観てみて~孤独との付き合い方~
こんばんは、ヒデトです。
先日、ボヘミアンラプソディの2回目を観てきました。
普段あまり映画を観ない僕が、2回同じ映画を観たのはシンゴジラ以来です(ミーハーですね)。
↓ちなみに、1回目の記事は以下です。
同じ映画を観ても2回目だと、いろいろ見方が変わるなあ、というように思いました。
今回は、孤独との付き合い方について、映画を観ていていろいろ思うことがあったので筆を取ってみました。
~目次~
①フレディ転落の一つの要因
②孤独は人を狂わせる
③孤独との付き合い方
①フレディ転落の一つの要因
先日の記事でも書きましたが、映画で描かれているフレディはQueen結成してからは順調にそのスターダムを駆け上がります。
******前回記事引用*******
映画では、主人公フレディが絶好調だったのは映画序盤のシーン。
Queenのバンドを組むと同時に、洋服屋の店員のメアリーと恋に落ちます。
そこからQueenは一気に駆け上がり、米国ツアーなども開催。
一方でメアリーとも婚約し順風満帆な生活を歩み始めるようになりました。
ただ、フレディがゲイであることをメアリーは察し、フレディのもとから去る時が来ます。
そうすると、一気にフレディは仕事のほうも転落。
メンバー間との不仲や、マネージャーを怒りに任せて首にしたり、ヒモみたいな付き人に付きまとわれたり、好きになった男性、ジムに告白するも振られたり、、、、と悲惨な生活です。
そこから酒におぼれ、乱れた生活を送り、エイズになってしまいました。
*****引用終わり*****
妻メアリーが去った時にフレディを襲ったのは、「孤独」でした。
劇中でもフレディは、こう言っています。
「君らは家族がいる
子供や妻が でも俺は?」
このセリフは、Queenメンバーで活動休止の話し合いをしているときにギター担当、ブライアン・メイが「僕らは家族」と言ったときに出たものでした。
メンバー皆には家族がいる、でも俺には本当の家族がいない。フレディが孤独を感じていることが良くわかるシーンでした。
この孤独を埋めるために、酒におぼれ、乱れた生活を送るようになってしまったと考えられないでしょうか。
②孤独は人を狂わせる
孤独って人それぞれ、大小いろいろあるかと思いますが、人を狂わせるものだと思っています。
単純にずっと寂しがっている人もいれば、その孤独の時間を埋めるために変な行動をする人。
あなたの周りでもこんな人いないでしょうか?
・家に居場所がなくて、部下を飲みに誘いまくる上司
・東京に出てきて一人暮らしが寂しくて、すぐにその辺のナンパ男と寝る女子
・寂しさを紛らわるため浮気をする昼顔妻
などなど。
この人たちは、要するに孤独を感じているから、人とつながりたくて不合理な行動を起こしてしまっているんですよね。
その孤独を埋めるため、即席の人間関係を作り、大切な時間や金を浪費する。
上司にのみに誘われる部下からすればたまったもんじゃありませんし、
ナンパ男や浮気男はやれれば良いわけでその人とつながりたい、と思っているわけでもありません。
映画でも、ゲイ仲間と酒とセッ〇スに溺れた生活を送っているフレディを訪ねたメアリーからこんなことを言われています。
「私やバンドの皆はあなたの家族よ 十分でしょ
ここの人たちはあなたを気にかけてない
ここにいてはダメ
戻って 家に」
ここの人はあなたを気にかけていない というセリフ、まさに孤独だからつながっていただけの希薄な人間関係について言及していますね。
メアリーはフレディに、こんな人たちと付き合うのはやめて、人生を浪費しないで、私たち家族のもとに戻って、本業であるバンドを頑張って、と言いたかったのだと思います。
③孤独との付き合い方
フレディはメアリーの一言で何とか目覚めることができましたが、孤独はだれにでも起こりうる話です。
その孤独を感じていても自分の人生を浪費しないようにすることが必要だと思います。
孤独を埋めるために使っていた時間とお金は、自分が夢中になれることに費やすのが一番ではないでしょうか。
例えば、仕事を真剣に頑張る、とか。
語学の勉強をやってみるとか。
趣味であれば、登山やそれこそナンパでもいいですよね。
要は、孤独を埋めるための時間/金の浪費はやめましょう、ということです。
フレディも孤独を感じていましたが、メアリーの一言で目覚められた後はバンドい復帰しライブエイドを大成功に修めることができました。
人生の最後まで一緒に過ごすパートナー、ジムと出会えたのもそのころです。
自分が夢中になれることの見つけ方はいろいろありますが、どんな人間になりたいか、どんな生活を送りたいか、ということを考えてそこから小さな目標をたくさん作っていけばよいと思います。