ネト案件「私、お寿司が好き!」ガッキー似の子
昨年のある日のお話。
自分は新宿にいた。
会う約束した女の子を駅前で待っていた。
普段は新宿なんていかないし、女の子と集合するのは店なのに、なぜー
話はさかのぼること数日前。
いつも通りpairsを開き、マッチングした子やメッセージをチェックしていた。
マッチングは一件。
めちゃくちゃかわいい。
お嬢様タイプで、自分の好みの子。
早速やり取りを始める。
正直舞い上がっていた。
それまでネトでやり取りしていた子の中では一番かわいかったから。
しかし、そんなときほど慎重に。
こちらが浮かれているような気配など全く見せずにやりとりを続ける。
アポに持ち込めそうな雰囲気になってきた。
「好きなご飯とかある?」
自分はこの質問でうまく自分の好きなイタリアンに持ち込もうと思っていた。
たいていの女の子は、それでうまくいっていた。
でも、この時はー
「お寿司が好き!」
まさか、ここまで限定してくるとは?
でも自分の実力不足なのもあって、リスクを取れなくて、
結局雰囲気のよさzそうなお寿司屋に連れていくことにした。
でもお寿司屋なんて全然詳しくないから、昔先輩に何かのお祝いで連れて行ってもらった新宿のお寿司屋を予約した。
それで、当日近くになってLINEメンテをする中で待ち合わせをお店の中にしよう、と伝えたら
「私、方向音痴なので駅前がいいです!」
とか言い出して。
でもそれに反論なんかLINEとかでして無駄にやり取りするのも嫌だから。
とりあえず、従ってみた。
で、冒頭のシーンに戻る、というわけ。
待ち合わせ時間を少し過ぎたころ、電話がかかってきた。
「つきました!」
少し遠くで手を振る彼女。
現れた女の子は、写真通りの、美しい子だった。
顔は白くて、芸能人でいうとガッキーみたいな感じ。
俺史上、一番の美女。
お店まで一緒に歩く。
楽しませることを忘れず、それで相手のプロフィールなんかをサラッと聞く。
聞けば、一週間くらい前に引っ越して、今引っ越し作業中なんだそう。
この時は、こんな時期に引っ越しなんて変だな、なんて考えてたんだけども。
お店について、席に着く。
料理はお寿司なんてどう頼めばよいかわからないのでコースで頼んでおいた。
余計な考えは捨てる。金など知らぬ。
さすが、うまいなーなんてお寿司に浸っていたが、目的を思い出し、いろいろ話を聞く。