非モテ港区若手サラリーマン ヒデトの奮闘記

港区勤務の若手サラリーマン ヒデトの恋愛、仕事、価値観などについての雑記ブログ。

ネト案件「私、お酒はあったばかりの人とは飲まないの」逆境を乗り越えろ

某日。ネト案件。20代前半。

 

彼女とはマッチングアプリでマッチング後、少し会うのに手間取った。

会話の主導権がうまく握れないというか、なんというか。

でもなんやかんやで会う流れを作り、某日アポへ(どういう流れで持って行けたのかは忘れた。彼女はもうアプリを辞めてしまっているので、メッセージごと消えてしまった)。

 

迎えた当日。

お店はこちらが押さえていたバル。

休日のオフィス街でアポを設定してしまったため、お客さんの数が異常に少ない!

失敗したかな?と思いながら先に席に着き彼女を待つ。

 

少し待ち合わせ時間を過ぎたころ、彼女が現れた。

こんばんはー、なんてたわいのない会話をしながら、飲み物を勧めるためメニューを見せる。

すると、彼女が開口一番

 

「私、お酒はあったばかりの人とは飲まないの」

 

何?

今なんて言った?

アプリのプロフィールにはお酒はまあまあ飲むって書いてなかったか?

 

聞けば、こういうことらしい。

友達とはまあまあ飲む。

だからまあまあ飲むとプロフィールに記載した。

とは言え、少し酒癖がよくないから初対面の人とは飲まない。

 

なんじゃそりゃ、と思っていたら私ウーロン茶で、と言ってオーダーを通されてしまった。

自分はアルコール。

 

こんな境遇初めてだ。

ネトナンだと、最初から相手がお酒飲まないのはわかっていることが多いし心構えができているものだ。

だが、今回は違う。

出だしからの想定外の事態に少々頭がパニくる。

 

いや、俺は大丈夫。

ある程度アポは重ねてきたし、基本を忠実に守るだけだ。

 

そう思い、会話を始める。

たわいのない会話、お互いのこと。

いろいろ話す。

でも、どうしても盛り上がりに欠ける。

こちらはアルコールが入っているので、少しずつ盛り上がってきているけども。

向こうはずっと素面。

そんな状態だから、自分ばかり盛り上がってきて。

それにおそらく向こうは気づいていて、温度差が生じ始める。

 

やばい、このままじゃ1時間くらいで解散とかになるか?

このままストに出るか?なんていろいろ考えていた。

 

でも、やっぱせっかくあったんだから。

メッセージでは多少なりとも盛り上がっていたわけだし。

アポを何とか深めていく方向で進めようと決心した。

 

でも会話をどう進めればいいかわからない。

少し困って黙っていると。

 

「でもさ、~~~」

 

なんて、向こうから話題を振ってきた。

あれ?意外とこんなことってあるんだな、と思い。

それと同時にある仮説が自分の中で芽生える。

 

お酒飲まないなんて体調悪いんじゃない?とか

結構遠くからきているみたいだけど終電大丈夫?とか

少し突き放すことを言ってみる。

そんな会話の中でまた沈黙を走らせてみたり。

 

すると、いつの間にか向こうの話す割合が増えてくる。

ビンゴ!仮説は当たり。

相変わらず向こうはノンアルだけど、結構しゃべるようになってきた。

 

そろそろ2件目行こうか。

 

2件目は、ビルの間にある地下のワインバー。

お客さん同士が少し離れていて、雰囲気も悪くない。

でも同席者とは席が近い、というような良いシチュエーションのお店。

 

一杯目を頼んだところで、恋愛の話を振ってみる。

今までの彼氏はどんな人だったの?

なんで別れたの、とか聞いてみると。

最初はこちらが甘えていたのが、向こうのほうがひどく甘えるようになっちゃった、なんて話をしてくれて。

そのエピソードは面白かったんだけども。

でもここまで話してくれるってことは、自分の恋愛観を話してくれるってことは

体がここまで近いってことは。

 

家に誘ってみた。

 

え?なにもしないよね?

もちろん、お店とかじゃなくて家でゆっくり話したいなと思って。

 

そのまま自宅まで搬送。

 

早々にギラつく。

 

やめて!何もしないって言ったじゃん!

 

えええええ。

さっきまでの雰囲気は何だったのか。

 

しかし、ここで負けては男ではない。

しっかりなごみなおす必要があると思い、再び会話。

 

聞けば、今までこういうことがあっても連絡がつかなくなったり、つらい思いをしたとのこと。

 

オーケイ、そんな場合は

 

Hって恋人同士ですごい大切なことだよね?

うん、とうなずく彼女。

そんな大事なことを知らないまま、試さないまま付き合わないなんてありえない。

すっごく大事なことなんだから、事前に確かめ合いたいよ

、、、

どうだ?

彼女の顔を見ると、うつむいている。

迷っているように見える。

すかさず、口をつける。

 

即ー。

 

 

 

行為後、経験人数の話とか、今までどんなところでしたか、などの話で盛り上がった。

自分はこういう瞬間が好きだ。

お互い丸裸になった後、内面もさらけ出すような。

終電も近くなったので、急いで服を着て、彼女を見送る。

 

また会おうね、と言って改札で送る。

そのあとも連絡は続けているー。

 

さて、アポ中ごろで逆境を迎えさせてくれた仮説とは何だったのか。

 

彼女とは、別に温度差なんてなかったということだ。

自分の思いすごし。

アルコールとノンアルコールという対比にとらわれすぎていただけ。

ネトナンであっている以上、向こうは少なからずこちらに興味を抱いていくれている。

それに気づかせてくれたのは、少し沈黙が走った時、向こうが話題を振ってきた時だ。

沈黙に対して、コミュニケーションの場では否定的な見方が多いが、自分はそれだけではないと思っている。

要は、彼女はそれまでずっと話題を振って、いろいろ話をしてくれていた相手が

急に黙ってしまったものだから、「あれ?なんか変だな?」とか「何か私変なこと言っちゃったかな}とか思ってしまったというわけ。

こちらが何も話さないことにより、向こうにこちらのことを考えさせるよう仕向けられた。

なので、向こうは会話を続けなきゃ、と思い話題を振ってきた。

それだけでは判断材料としては少し不安なので、突き放すようなディスを少し入れてみた。

それにも食いついていたので、ああ、大丈夫だな、と確信できた、というわけ。

 

そこからはこちらの態度も自信が出てきたし、あとは基本をこなすだけ。

それが結果につながったと思っている。

 

とはいえ、お酒を飲んで楽しくお互いしゃべるようなアポが自分としては好きなので、

今回は少し戦略的過ぎた感があるが。。。

即は即。